
MT-07 概要
MT-09と同じくバイファンクショナルLEDのモノアイヘッドライトに逆ハの字ポジションランプの近未来フェイスでモデルチェンジ。国内仕様は’21年7月末に発売された。
エアダクト/排気系/ECUの仕様変更を行って新排気ガス規制にも適応しつつ、極低速域でのレスポンスを向上。ミッションのドッグ角変更で2/3速の再加速時のダイレクト感も高めている。新しいアルミ製テーパーハンドルバー/タンクカバーまわりのデザイン変更で、ポジションはよりアップライトで快適なものへと変化した。
フロントブレーキディスクの大径化やそれに伴うフロントフォークアウターチューブの形状変更など、フレームは従来ベースながら車体も進化している。メーターも反転液晶の新型だ。
ニューカラー3色をラインナップした’22モデルは排ガス規制適応済み。主要諸元は変更なしで、価格も据え置きとなっている。
’22 MT-07 ABS
【’22 YAMAHA MT-07 ABS】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 688cc 73ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm ■車重184kg シート高805mm 13L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:パステルダークグレー ディープパープリッシュブルーメタリックC マットダークグレーメタリック6 ●価格:81万4000円 ●発売日:’22年5月25日
’22仕様のカラーバリエーションはパステルダークグレー/ディープパープリッシュブルーメタリックC/マットダークグレーメタリック6の3色。
’21 MT-07 ABS
【’21 YAMAHA MT-07 ABS】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 688cc 73ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm ■車重184kg シート高805mm 13L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●色:パステルダークグレー ディープパープリッシュブルーメタリックC マットダークグレーメタリック6 ●価格:81万4000円 ●発売日:’21年7月28日
【カラーバリエーション】カラーバリエーションは、グレー/ブルー/マットダークグレーの3色展開。各色ごとにホイール塗装も異なっている。
スタイリング
デザインが一新され表情はMTシリーズで共通に。HI/LOW共用のバイファンクションLEDのモノアイにY字型ポジションランプが目を引く。
ライディングポジション
先代よりも大柄になったがライディングポジションは変わらず優秀。両足の腹まで着き、5kgの軽量化もあり取り回しもいい。[身長168cm/体重61kg]
エンジン
【ダイレクト感アップ】“CP2”と名付けられた688ccの並列2気筒エンジン。その素性の良さでテネレ700やYZF-R7にも採用される。FIセッティングやマフラーを含めた吸排気系の見直しでユーロ5への適合に成功した。
足まわり
【ブレーキディスク変更】フロントのブレーキディスクはφ282mm→298mmへと径を拡大されて制動力がアップした。これに合わせてフォークアウターも形状変更。リヤディスクはMT-09と同型だ。
主要装備
【HI/LO兼用】HI/LOを1灯で兼用するバイファンクショナルLEDユニットをヘッドライトに採用。モノアイがMTの新しいアイコンとなった。
【視認性アップ】メーターは新作の反転液晶パネルとなって質感アップ。トラクションコントロールなど電子制御は、従来同様にFIとABS以外非採用だ。
シートカウルもウイング形状の新しいものに変更された。テールランプやウインカーはLEDを採用だ。
’22 MT-07 ABS[欧州仕様]
【’22 MT-07 ABS|EU MODEL】■水冷4 スト並列2 気筒DOHC4 バルブ 688cc 73ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm ■184kg シート高805mm 13L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17●色:アイコンブルー シアンストーム テックブラック ※写真は欧州仕様
’22欧州仕様のカラーバリエーションはアイコンブルー/シアンストーム/テックブラックの3色。
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