理想のメンテナンス/魅せるメンテナンスには「メンテナンスリフター」が必須!

メンテナンスリフター|モトジョイ

メンテナンスギアの普及が進んでいる自動車の世界では、床下&足まわり部品のメンテナンス時に欠かせないのが「メンテナンスリフター」。バイクの世界も、メンテナンスリフターの有無によって、その様相は一変する!! 三重県鈴鹿市のモトジョイを訪ね、サンデーメカニック垂涎のメンテリフターを取材した。


●文:モトメカニック編集部 ●外部リンク:モトジョイ

ガレージ所有の次の一手はメンテナンスリフター

「メンテナンスは見栄えではなく、仕上がり内容が大切」。それは間違いではない。しかし、仮に素晴らしいメンテナンス環境と腕利きメカニックの組み合わせなら、それこそがお客さんにとっては”最強最善の組み合わせ”となるはず。地面に散らばった工具の中でメンテナンスするショップを見る機会があるが、もしもそこにメンテナンスリフターがあれば、どれだけ安心して愛車を預けることができるか…。

ガレージを所有したら、増車を考える前に導入したい設備がある。それが「メンテナンスリフター」=商品名「油圧式電動バイクリフト」。車検整備からオーバーホール、フルレストアもこなすショップとして知られているモトジョイ(鈴鹿市)が、自信をもって勧めている大型工具だ。

【モトジョイ 油圧式電動バイクリフト】長年に渡る実践利用で、この商品にたどり着いたのがモトジョイ。使い勝手や耐久性を実際に使って理解し、同業他社やお客さんから要望が多いことから、輸入販売を手がける。天板サイズは2200×680mmなので、大型モデルでも楽々だ。何より嬉しいのが、AC100V電源であることと、昇降ペダルが本体の両側にあることだろう。●テーブルサイズ:2200mm×680mm ●昇降能力:190~1000mm ●荷揚能力(耐荷重):500Kg ●本体重量:220kg ●電圧:家庭用100V単相 ●価格:31万9000円税込(送料別途)

足踏み油圧式/エアーシリンダー式/電動ハイドロ式などがあるメンテリフターだが、モトジョイで取り扱うのは、いわゆる電動ハイドロ式。電気で油圧ポンプを回し、電磁弁を切り替え油圧シリンダーへ作動油を送り込み、テーブルを持ち上げる方式だ。

注目すべきは、家庭用電源の単相交流100Vを採用していることである。設置完了後、コンセントを差し込むだけで、早速、充実のメンテナンスを実現できるのだ。油圧シリンダーを採用しているため、リフターの上下昇降スピードは穏やかかつ早く、下降スピードは、コントロールバルブにより好みのスピードに調整対応。これまでに複数のバイクリフターを実際に購入利用し、最善と思える商品にたどり着き、輸入販売するに至ったのだ。

リフターのメンテナンス用補修パーツが充実している上に、6か月の保証付き。バイクを増車する余裕があるのなら、メンテリフターを導入して、これまでとは違った”効率良いメンテナンス実践”を楽しんでみてほしい。

CB750を最高位まで上昇させてストッパーを利かせると、身長170cm超のメカニックにとって目線はシリンダーあたりに。ガレージ持ちならバイクの増車以前にメンテリフターだ!!

バイクを載せ降ろしする際に必要な傾斜ラダーは、ワンタッチで取り外すことができる。ラダーの脚(角パイプ)を本体側のブラケット穴に差し込む仕様。

前輪タイヤを挟んで固定するゴツいストッパーではなく、タイヤの乗り越えを防ぐ前輪ストッパーを装備。使い勝手に応じて、ユーザーが改造しやすいつくりだ。

足踏み式の昇降フットスイッチは、シーソー式ではなく間違いが少ない独立型。しかも車体に対して左右どちらからでもスイッチ可動できる贅沢な設計だ。

フロントカバーの内側にAC100Vモーターと油圧ポンプユニット、油圧切換弁などの機能が組み込まれている。リフターはクロスビーム方式で、真上に上昇する。

リフター上昇時は、油圧ポンプから送り込まれる作動油によって、シリンダーが伸びて揚程が変化する。下降時は、スピードコントローラバルブを通過するオイル量でスピード調整。

テーブルが最下降中に作業者がテーブルを足で踏んでも、テーブルが揺れたり歪んだりしないストッパー付き。テーブル四隅と中央の両側の合計6か所に装備。

バランスウエイト式オートマチックストッパーが作動し、上昇中は落下しない仕組み。下降の際は僅かにリフトアップしてストッパーを抜く。

リフトアップ車両のリヤタイヤを取り外すときに便利な、チルト式テーブルが組み込まれている。この機能の有無によって、リアホイールの脱着スピードは様変わりする。


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