アメリカで奮闘するロイヤルエンフィールド!

アメリカンフラットトラックに参戦するファクトリーマシンが上陸!【ツインズ FT by ロイヤルエンフィールド】

30周年を迎えたヨコハマ ホッドロッド・カスタムショー(以下HCS)に展示されていた、ツインズ FT by ロイヤルエンフィールド。FTとはフラットトラックの意味で、アメリカのフラットトラックレースに参戦しているマシン。しかもこのバイクはロイヤルエンフィールドが製作したファクトリーマシンなのだ!


●文:ミリオーレ編集部(小川勤) ●写真:長谷川徹 ●外部リンク:ロイヤルエンフィールド東京ショールーム

専用のハリスフレームにボアアップしたチューンドエンジンを搭載

アメリカンフラットトラックレースのプロダクションツインクラスは、ヤマハ MT-07、KTM 890DUKE、ハーレーダビッドソン XG750R、カワサキ ニンジャ650などが戦うクラス。そこにロイヤルエンフィールドは唯一の空冷エンジンで孤軍奮闘している。

フレームは、現在ロイヤルエンフィールドの傘下にあるハリスパフォーマンスが担当。前後サスペンションはオーリンズ製で、そのセットアップもハリスパフォーマンスが行っている。

エンジンは、INT650やコンチネンタルGT 650に搭載されている650ccのパラレルツインがベースだが、アメリカのS&S社が開発した750ccボアアップキットと専用のフルエキゾーストとECUを組み込んでいる。

この車両は2020年および2021年に各1勝ずつ/通算2勝を挙げている。

外装はイギリスのレスターシャにあるロイヤルエンフィールドのUKテクニカルセンターが担当。フレームはロウ付けが美しいハリス製。

エンジンはS&Sのボアアップキットを使って750ccに排気量を上げている。クランクケースカバーは近代的なアルミ削り出し。スリムにし、少しでも冷やそうという小さなフィンも設置。

エンジンサイドのカーボンカバーの中にはオイルクーラーを左右に振り分けて設置している。マフラーはS&S製。

フレームは見るからにしなやかなハリス製。スロットルボディはパワーフィルター仕様。

ホイールはLoweryレーシング製。フロントブレーキは装備しないが、リヤブレーキはブレンボ4ポッドとかなり制動力を発揮するシステムを装備。

幅広のハンドルバーと自由度の高そうなタンクカバーと一体型のシート。ハンドルバーに装着されたキルスイッチはマグネット式で、ライダーが転倒して離れると、エンジンが切れる仕組み。

リヤサスはカンチレバーのモノサス。前後サスペンションはオーリンズ製でセットアップもハリスが担当している。

イギリスのテックセンターでデザイナーを務めるエイドリアン氏。もちろんこのフラットトラックレーサーのデザインも手がけた。こんな形の市販車にも期待したいところだ。

ツインズ FT by ロイヤルエンフィールドがロイヤルエンフィールド東京ショールームに登場!

HCSで注目を集めたツインズ FT by ロイヤルエンフィールド。好評により12月6日(火)〜23日(金)までロイヤルエンフィールド東京ショールームに展示されることが決定!

ショールームは通常、土日祝日は休みだが、12月11日(日)のみ10〜17時まで特別オープンする。1日限りの開催だったHCSの会場に足を運べなかった方は必見! ぜひショールームへ!


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