
カワサキモータースジャパンは、スーパーネイキッドZシリーズのフラッグシップモデル「Z H2 SE」の2023年モデルを発表した。今回の発表は上級モデルのSEのみで、カラー&グラフィックを変更し、エンジンは令和2年排出ガス規制に適合した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
電子制御サスペンションのSE
バランス型スーパーチャージドエンジンを搭載し、“SUGOMI”スタイリングと“SUGOMI”パフォーマンスを最大化したスーパーネイキッドモデル「Z H2 SE」がカラー&グラフィックの変更を受けた。スカイフックテクノロジーを実装する電子制御サスペンションを装備し、フロントブレーキをブレンボ製のStylemaキャリパー/マスターシリンダーで強化する上級モデルだ。
また、スーパーチャージドエンジンは圧巻のパフォーマンスをそのままに、令和2年排出ガス規制に適合。さらに、WMTCモード燃費は16.9km/L→17.1km/Lと改善されているから驚きだ。ETC2.0、ABSといった標準装備、主要スペックに変更はない。2023年モデルも30か月目までの点検やオイル交換がパッケージされた「カワサキケアモデル」に指定されている。
価格は5万5000円増となる225万5000円に。発売日は2023年4月8日だ。なお、スタンダードモデルのZ H2はラインナップから外れることになる。
KAWASAKI Z H2 SE[2023 model]
車名 | Z H2 SE |
型式 | 8BL-ZRT00K |
全長×全幅×全高 | 2085×815×1130mm |
軸距 | 1455mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 830mm |
キャスター/トレール | 24.9°/104mm |
装備重量 | 241kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 998cc |
内径×行程 | 76.0×55.0mm |
圧縮比 | 10.7:1 |
最高出力 | 200ps/11000rpm |
最大トルク | 14.0kg-m/8500rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
WMTCモード燃費 | 17.1km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 190/55ZR17 |
ブレーキ前 | φ320mmダブルディスク+4ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ250mmディスク+2ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 225万5000円 |
発売日 | 2023年4月8日 |













※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
アダプティブクルーズコントロールとブラインドスポット検出、LEDコーナリングライトなどを備えるハイテクマシンが進化 カワサキモータースジャパンは、最高出力200ps(ラムエア加圧時210ps)を発揮す[…]
限りなく市販に近いカタチで、EV ニンジャとZがEICMAに登場! 「EVをやるにしても最初からニンジャかZと決めていました。カワサキのイメージはスクーターではありませんから」と、カワサキの先進技術[…]
カワサキの描くバイクの未来!Vol.1【EVでも「ニンジャ」か「Z」。それがカワサキ流!】はこちら 加速を楽しめればファンの部分、趣味性の高さが出てくる 今は世界中でカーボンニュートラル&SDGsが叫[…]
トップガン観たよね? 心の準備よろしく! 当WEBが11月13日付けで公開した記事『まさかのGPz900R復活!? EICMAで展示のトップガン仕様に「離陸に備えよ」の超意味深メッセージ!!』は予想以[…]
車体姿勢の制御に不可欠な“忠実なレスポンス”を具現化する “ユーロ5”や“令和2年排出ガス規制”といった文言を見かける機会がずいぶん増えてきた。今後ますます厳しくなっている一方の環境規制と大型バイクら[…]
最新の関連記事(Z H2/SE)
トップガン観たよね? 心の準備よろしく! 当WEBが11月13日付けで公開した記事『まさかのGPz900R復活!? EICMAで展示のトップガン仕様に「離陸に備えよ」の超意味深メッセージ!!』は予想以[…]
新排出ガス規制未対応の日本仕様「Z H2/SE」も同様のカラーが登場する? カワサキはインドネシアに続き北米でも2023年モデルのラインナップを更新。モデルチェンジを含むものは秋以降に持ち越しとなりそ[…]
カワサキZ H2/SE 概要 バランス型のスーパーチャージャーを装備し、最高出力200psを発揮するモンスターネイキッド。吸気ダクトを左前方のみに設けるアシンメトリーデザインが、アグレッシブな個性を強[…]
【HONDA】国内メーカーで唯一のカープレイ採用車も! 採用システムその1:アップルカープレイ&アンドロイドオート 国内メーカーで初めてカープレイを導入したのがホンダ。ツアラー系旗艦の’18ゴ[…]
大型ヘリテイジカテゴリー:電脳時代に合わせた先進デザインが増えてきた むき出しのエンジンにアップライトなハンドルポジション、公道ユースに合わせた出力特性やハンドリングと、オートバイの基本スタイルとなる[…]
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI])
動画はこちら→ベッタベタに足が着くッ! 新型カワサキ エリミネーター・足着き性&取り回し速攻チェック この記事に関連する動画はこちら↓[…]
ひと押しでドヒュンと加速、ゆっくり前後進で取り回しラクラク! 特許庁が発行した意匠公報によると、このイラストは「乗物用メーターの画像」として2022年8月に出願され、2023年3月に登録されたもの。画[…]
ユーティリティ:日本車初のドラレコ標準は配線がスマート、ETCとスマホ連動は標準 装備面で何と言っても特筆すべきはSEに標準装備されるドライブレコーダーだ。 前後映像を記録し、万一のアクシデントに対す[…]
概要:「心高揚させるもの」を狙った走り、それゆえの400 ロング&ローフォルムを体現しながら、痛快な走りも兼備したブランニューの「エリミネーター/SE」。ニンジャ400ベースの398cc並列2気筒を搭[…]
クールなエリミネーターを自分好みに仕上げられる! カワサキは、2023年3月17日に開幕した大阪モーターサイクルショーで400ccクラスの新型モデル「エリミネーター/SE」を世界初公開。すでに価格とス[…]
人気記事ランキング(全体)
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな言い訳があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ……「まぁ、今回は切符を切ら[…]
XSR125:技アリのロケットカウル風ビキニでよりカッコよく! 懐古的なネオラクシックやカフェレーサーは世界的なトレンドで、その流れは125ccにも波及している。海外ブランドから125ネオクラはリリー[…]
CB750/900Fと並んで進んでいた、ホンダが大攻勢に賭けた初の新エンジン! どのクルマメーカーもお手上げだったマスキー法という排気ガス規制をクリアして、ホンダが世界に認められたCVCCエンジン開発[…]
ダブルクレードルにフルモデルチェンジ〈スズキ GSX-R400R〉 GSX-Rは、’90年に3度目のフルチェンジを敢行。新設計エンジンに加え、φ33mmダウンドラフトキャブや倒立フォークまで備えた。 […]
A89:結局バイク専用駐車場が安心 まず、都市部などでよく見かけるのだけれども「歩道」に停めるのは違反になる。 道路上の場合は、路側帯の幅が0.75m以下なら路側帯には入るのは禁止で、車道の左端に停め[…]
最新の投稿記事(全体)
動画はこちら→ベッタベタに足が着くッ! 新型カワサキ エリミネーター・足着き性&取り回し速攻チェック この記事に関連する動画はこちら↓[…]
【2023年SBK開幕戦を観戦。改めてピレリの強さを知る】ピレリ ディアブロ スーパーコルサが第四世代のV4に進化!Vol.1はこちら 日本では考えられない高速セクションで抜群のフィット感を約束 「な[…]
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
ひと押しでドヒュンと加速、ゆっくり前後進で取り回しラクラク! 特許庁が発行した意匠公報によると、このイラストは「乗物用メーターの画像」として2022年8月に出願され、2023年3月に登録されたもの。画[…]
電動キックボードの法改正:免許不要/ヘルメットは努力義務 ───まずは、今回の法改正について率直にどう思われますか? 稲垣:モビリティに多様性が与えられる、幅が広がる可能性があるという点においては良い[…]
- 1
- 2