バイク業界のアルマーニ クシタニジャケットの修理代は驚愕の500円

お手元にあるバイク用品メーカージャケットのボタンやファスナーなどが壊れてしまって、着ることを諦めてしまってはいないだろうか?実はメーカーによっては修理可能なことがあるのだ。2輪ジャーナリストの相京雅行氏が私物のメッシュジャケットをクシタニに修理に出したという。修理にかかった金額はなんと500円というから驚きだ。

【ナビゲーター:相京雅行(あいきょうまさゆき)】某バイクパーツメーカーに立ち上げから10年勤務し、現在は2輪ジャーナリスト/動画クリエイター/ワークマンのアンバサダーなど、多岐にわたって活動中。小学生の女の子二人の父親。ヤングマシンでは主に初心者ライダー向けに記事を書いていこうと思います。 [写真タップで拡大]

●文:ヤングマシン編集部(相京雅行) ●写真:相京雅行 ●外部リンク:クシタニ

長く着用したクシタニジャケットが破損

2018年からクシタニの「フルメッシュパーカージャケット」を着用していましたが、ハードに使いすぎたせいか袖のスナップボタンが破損してしまいました。

5年使って洗濯頻度も高かったので、仕方がないと思い新色のネイビー×オレンジを購入しましたが、破損部位がスナップボタンだけなので勿体ないような気がしていました。

自分で修理してみようかとも思っていたのですが、知人からクシタニはジャケットの修理もやっているという情報を得てお願いしてみることに。

通常は本社工場で修理との事ですが、横浜の「クシタニパフォーマンスストア横浜」に持ち込むと早いと聞いたので行ってみました。

スナップボタンの受け側が外れてしまった

スナップボタンの受け側が外れてしまった [写真タップで拡大]

クシタニパフォーマンスストア横浜の立地

クシタニパフォーマンスストア横浜は港に面した、みなとみらい地区にあるマリン&ウォーク横浜にあります。

マリン&ウォーク横浜はホテル、ショップ、客船ターミナルの複合施設「横浜ハンマーヘッド」と横浜屈指の観光スポット「赤レンガ倉庫」の間に位置しており、海沿いの通路で繋がった抜群の立地にあります。

※赤レンガ倉庫は現在補修工事中で冬まで休業しています。

とても二輪用品メーカーのショップがあるとは思えないお洒落な雰囲気のマリン&ウォーク横浜
ハンマーヘッド横浜にはおしゃれなカフェや飲食店が多数はいっている

とても二輪用品メーカーのショップがあるとは思えないお洒落な雰囲気のマリン&ウォーク横浜(左)。ハンマーヘッド横浜にはおしゃれなカフェや飲食店が多数入っている(右)。 [写真タップで拡大]

バイク駐輪場

マリン&ウォーク横浜、ハンマーヘッド横浜、赤レンガ倉庫にはそれぞれバイク駐輪場が用意されています。

ですがマリン&ウォーク横浜の駐輪場は自転車と一緒になっており、台数も多くありません。ハンマーヘッドは更に台数が少ないですが、わかりにくい場所にあり穴場となっています。

赤レンガ倉庫は台数が多く確保されているものの、さすがに知名度が高いこともあり沢山のバイクであふれています。平日ならまだしも、土日となると、いずれにも駐車することができない可能性があります。

その場合には10分ほど歩きますが、みなとみらい公共駐車場に行ってみると良いでしょう。

ハンマーヘッド横浜のバイク駐輪場は穴場
赤レンガ倉庫のバイク駐輪場は平日でも多くの人が集まる

ハンマーヘッド横浜の駐輪場は台数は少ないものの穴場になっている(左)赤レンガ倉庫のバイク駐輪場は平日でも多くのバイクがとまっていた。 [写真タップで拡大]

クシタニパフォーマンスストア横浜のスタッフに現物を確認してもらう

早速店舗スタッフにスナップボタンが破損したフルメッシュパーカージャケットを見てもらいました。

スナップボタンに緑青が見られることから、汗などで酸化して固着してしまい破損に至ったのではないかとの事でした。

スナップボタン修理にかかる金額を伺ったところ、製品によって多少異なるものの、一か所500円前後で可能との事。

ただ横浜店で修理できるのは「クイックリペア」と呼ばれるもので、本社工場で行うものとは異なるのだとか。

本社工場での修理には最低でも2~3か月はかかるとの事。またクイックリペアも店舗に修理スタッフが常駐しているわけではないため、一週間~二週間程度は見てほしいとの事でした。

今回は特別にヤングマシンの取材ということで修理過程を見せて頂きました。

修理を担当してくれた漆原さん
残ったボタン部分に緑青が見られた

修理を担当してくれた漆原さん(左)残ったボタンに緑青が見られた(右) [写真タップで拡大]

これで500円?緻密な作業が行われる

工程としては

  1. 縫い目を解く
  2. 隠れている金具を外す
  3. 新しい金具をつける
  4. ミシンで縫う

具体的にはリッパーと呼ばれる工具で縫い目を切り、スナップボタンのメス側金具を外し、新しい金具をハンマーを使ってカシメ、解いた縫い目をミシンで縫いなおす流れです。

許可を頂いて傍で見ていましたが、手間のかかる作業で、自分だったら500円で引き受けたくないと感じる程でした。

リッパーで縫い目を解く
隠れた金具を外す(右側が隠れていた金具)

リッパーで縫い目を解く(左)隠れた金具を外す(右) [写真タップで拡大]

新しい金具をつける
ミシンで縫う

新しい金具をつける(左)ミシンで縫う(右) [写真タップで拡大]

素人目には違和感のない完璧な仕上がり

新しい金具が装着されたフルメッシュパーカージャケットを見せて頂くと、素人目にはなんの違和感も感じません。

しかし漆原さんによると、糸の太さや色が純正とは異なるのだとか。本社工場ならもっと違和感なく仕上げらえれるとのこと。

使える動画や資材に限りがある横浜店だと完璧な仕上がりにはならないとの事ですが、素人目には完璧にしか見えません。

使える動画や資材に限りがある横浜店だと完璧な仕上がりにはならないとの事ですが、素人目には完璧にしか見えません。 [写真タップで拡大]

職人の修理を動画で見たい方はこちら

諦める前に店舗スタッフに相談してみよう

漆原さんによれば、「クシタニ製品の魅力の一つは修理できること」との事でした。

庶民の僕にとってクシタニは高級品です。できれば長く使いたいと思っていますが、今回のように細かいパーツが壊れてしまうことも。

ボタンだけでなく、ファスナーなどの修理も可能との事なので、クシタニ製品が壊れてしまった場合には店舗スタッフに相談してみるといいでしょう。

今回のように意外と修理代も安いかもしれませんよ。


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