
●レポート: 阪本一史 ●写真: 八重洲出版/カワサキ ●編集: モーサイ編集部(上野茂岐)
後年は250ツアラー、250スーパースポーツと独自の存在感を発揮
1985年登場のロードスポーツモデル GPZ250R用として新開発された250cc水冷DOHC4バルブ並列2気筒。これを原型とするエンジンが2010年代までカワサキ製250ccロードスポーツの主力エンジンたり、今なおアドベンチャーモデルのヴェルシス-X250用として現役であるのをご存知だろうか。
30年以上の時が流れる間、90年代以降は排出ガス規制が厳しくなっていき、バイクのトレンドも大きく変化していった。
そうしたなかで、カワサキ製250cc水冷DOHC4バルブ並列2気筒はどのようなモデルに搭載され、各車はどのようなキャラクターだったのか。
当記事では90年代以降のロードスポーツモデルを中心に解説をしていきたい。
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