●レポート:モーサイ編集部・小泉 ●写真:うるちさん/ホンダ/ヤマハ/スズキ/カワサキ
「アグリカルチャーバイク」や「ファームバイク」という存在をご存じでしょうか? 直訳すれば「農業バイク」。アメリカやオーストラリアなど広大な土地で農業や牧畜業を行う国々で、作業者が農地や牧場内を移動するために用いられるバイクです。
日本メーカー4社全てが海外向けに「農業バイク」を生産している!
パッと見、オフロードバイクのような「農業バイク」ですが、ならではの装備として、左右両方にサイドスタンドがあったり、フロントとリヤに大型のキャリヤを備えていたり、そして、長い泥よけを装着していたりする点が挙げられます。
まず、左右両方にサイドスタンドがあるのは、農地や牧場では、必ずしも左側にサイドスタンドを立てて、安定して車両を停められるとは限らないため。
農地や牧場の地面といえば、当然、土、草地、砂利など未舗装なのが当然。そして、地面は平らとは限らず、あぜ道は狭い。
そんな状況下でも、左右それぞれにサイドスタンドがあれば、どちらかのスタンドで安定して駐車できるほか、あぜ道の左右両方に畑などがある場合、スムーズに目的の畑へと降車できます。
キャリアはもちろん、作業道具や収穫物などをたくさん運ぶため。
泥よけは……ここまで読んでいただいたら、説明不要でしょう(笑)
日本メーカーの車両でありながら、残念なことに輸出専用車である「農業バイク」は日本で見ることはできない……と思いきや、なんと「農業バイク」を手に入れて、日本で乗っている人を発見!
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