●文:ライドハイ編集部(根本健)
A.路面に吸い付くグリップで安心感は絶大です!
メーカーが生産工場で組み込んだフロントフォークやリヤサスペンションを、高価なカスタムパーツに交換しているライダーがいます。
有名ブランドだとリヤサスで10万円以上、フロントフォークで30万円以上と超高価。
エンジンのチューンとかマフラーでもないのに、そこまで費やして何が得られるのか、と思われるかも知れません。
最大の違いは、ちょっとした入力にも良く動くこと。エッ、サスはスポーティな仕様ほど硬くしてあるのでは?というのは大きな勘違いです。
たとえば、一見スムーズな舗装路面でも、表面は鏡面のように真っ平らというワケにはいかず、細かく上下があったり傾斜もしています。
これが矢継ぎ早にやってくると、グリップ性能を追求した柔らかいゴムのトレッド(路面に接する部分)でも、面圧が減って滑りやすくなったり、浮き気味になることもあります。
こうした状況に、高性能なサスはわずかな動きにも追従して、タイヤと路面の接地圧をキープするので、グリップ性能は格段に高まります。
しかし、このわずかな動きにも常に追従できる状態というのは、簡単ではないのです。
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記事提供:ライドハイ
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