90度ずつひねったクランクによる不等間隔爆発

ニュータイプ“Tプレーン”3気筒エンジンの新型タイガー900、トライアンフから4月上旬発売

トライアンフのアドベンチャーモデル、タイガー800が「タイガー900(TIGER900)」にフルモデルチェンジ。エンジンもフレームも刷新されたが、なかでも注目したいは新種の並列3気筒エンジンだ。日本ではGT/GTプロ/ラリー/ラリープロの4機種展開で、発売は2020年4月上旬予定。

トライアンフ・タイガー900 ラリープロ(左)/タイガー900GTプロ(右)

新型タイガー900のバリエーションラインナップは、オンロード主体のツーリングに向けたGT/GTプロ、アドベンチャースポーツにフォーカスしたラリー/ラリープロの4種類。もっともベーシックなスタンダード仕様については日本で発売される予定はないという。

ラインナップそれぞれを整理すると、まずベーシックモデル(日本未発売)はキャストホイールにABA、トラクションコントロールシステム、LEDヘッドライト、そして2モードのライディングモードを備えている。

これに対しGTは、4つのライディングモード、7インチTFTパネルにグリップヒーター、クルーズコントロール、ハンドガード、携帯電話収納+充電スペースが用意される。

さらにGTプロになると、5つのライディングモードに電子調整式サスペンション、「マイトライアンフ」アプリ接続システム、上下双方向対応のトライアンフシフトアシスト(クイックシフター)、LEDフォグランプ、センタースタンド、タイヤ空気圧モニタリングシステム、シートヒーター(タンデムシートにも!)が追加装備となる。

ラリーになるとホイールはチューブレスタイヤ対応のワイヤースポークになり、4つのライディングモード、ショーワ製アジャスタブル“オフロード”サスペンション、7インチTFTパネルにグリップヒーター、クルーズコントロール、ハンドガード、携帯電話収納+充電スペースを装備。

さらにラリープロは、「マイトライアンフ」アプリ接続システム、上下双方向対応のトライアンフシフトアシスト(クイックシフター)、LEDフォグランプ、センタースタンド、タイヤ空気圧モニタリングシステム、シートヒーター、そしてエンジンプロテクションバーとアルミ製オイルパンガードを追加装備する。

実際の走りについては、最新号(2月22日発売)で伊丹孝裕さんによるGTプロとラリープロのインプレッションを掲載するのでお楽しみに。

トライアンフ タイガー900 GT/GTプロ/ラリー/ラリーPRO

【TRIUMPH TIGER900 RALLY/RALLY PRO[2020]】主要諸元■全長未発表 全幅935 全高1452-1502 軸距1556 シート高850-870(各mm) 車重221[226]kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒 DOHC4バルブ 888cc 95.2ps/8750rpm 8.87kg-m/7250rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L■タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70R17 ●価格:166万円~168万6500円[186万円] ●色:白、黒、緑 ●発売時期:2020年4月上旬

[トライアンフ タイガー900 ラリー/ラリープロ]マットカーキグリーン

[トライアンフ タイガー900 ラリー/ラリープロ]ピュアホワイト

[トライアンフ タイガー900 ラリー/ラリープロ]サファイアブラック

最新の記事