GSX1400以来の油冷は単気筒250cc

スズキ新型油冷エンジン搭載、ネイキッド版も! 東京モーターショーでジクサー250(GIXXER 250)が日本初公開

ヘッドライトを専用設計としたネイキッド油冷スポーツバイクも、東京モーターショーで日本初公開される。2019年5月にインドで発売されたジクサーSF250に続き、ネイキッド版ものジクサー250も8月に登場していたが、日本市場への導入はジクサーSFと同様に250ほぼ確実と見ていい?

新開発の油冷エンジンを搭載したネイキッドスポーツ

スズキが東京モーターショーに出品するモデルはまだある。“力強い加速と優れた燃費性能を兼ね備えたロードスポーツモデル”としてが概要が発表されたのは、油冷エンジンのジクサーSF250の兄弟車、ネイキッド版のジクサー250だ。こちらはインド仕様の情報もさほど多くないが、ジクサーSF250と同様にタイヤはダンロップ・スポーツマックスGPR300を履くなど、日本独自の仕様での登場が伺える。

ジクサー250は、専用設計で薄型としたLEDヘッドライトに、従来型ジクサー(154cc)から継承したボディまわりの造形を組み合わせているが、オイルクーラーシュラウドのデザインや分割式シートの採用など、細部は154cc版と異なっている。

SUZUKI GIXXER 250 東京モーターショー2019参考出品車
【SUZUKI GIXXER 250 東京モーターショー2019参考出品車】主要諸元■全長2010mm 全幅805mm 全高1035mm■油冷4ストローク単気筒 SOHC4バルブ 249cc
【SUZUKI GIXXER 250 東京モーターショー2019参考出品車
【SUZUKI GIXXER 250 東京モーターショー2019参考出品車】ホイールデザインも250専用のものだ。
SUZUKI GIXXER 250 東京モーターショー2019参考出品車
【SUZUKI GIXXER 250 東京モーターショー2019参考出品車】
SUZUKI GIXXER
参考【SUZUKI GIXXER】主要諸元■全長2005 全幅785 全高1030 軸距1330 シート高785(各mm) 車重135kg■空冷4ストローク単気筒 SOHC2バルブ 154cc 14ps/8000rpm 1.4kg-m/6000rpm 変速機5段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/60R17 ●価格:29万8000円(税抜き価格)

参考出品車としてMotoGP参戦車両・GSX-RRも展示される

2019年シーズンはアレックス・リンス選手が第3戦アメリカズGP、第12戦イギリスGPと2勝を挙げているMotoGPワークスマシン、GSX-RRが東京モーターショー2019に参考出品される。不等間隔爆発の位相クランクを持つ並列4気筒エンジンは独自のものだが、エンジンの軽量化やフリクション低減技術、また車体レイアウトなどがGSX-R1000をはじめとした市販車へのフィードバックされるなど、スズキのスポーツバイクをけん引する存在だ。モーターショー会場ではMotoGPライダーの気分を味わえるような展示方法になりそうだというから期待したい。

SUZUKI GSX-RR 東京モーターショー2019参考出品車
【SUZUKI GSX-RR 東京モーターショー2019参考出品車】主要諸元■全長2096 全幅720 全高1140 軸距1457(各mm) 車重157kg以上■水冷4ストローク並列4気筒 DOHC4バルブ 1000cc 最高出力240ps以上 最高速度340km/h以上 ※写真は#42 アレックス・リンス車
SUZUKI GSX-RR ALEX RINS
アレックス・リンス選手は今シーズンMotoGPで第3戦アメリカズGP、第12戦イギリスGPと2勝を挙げている。

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