海外で新色も公開

2019 R nine Tシリーズは緊急ブレーキ表示灯を採用

2018年7月6日、BMW Motorradが欧州で2019年モデルを発表。R nine Tシリーズは、Dynamic brake light(ダイナミックブレーキライト)=緊急制動表示灯が標準装備となり、さらに各モデルで新色も公開された。

急ブレーキでテールランプとハザードが点滅

2018年型アフリカツインがエマージェンシーストップシグナル(ESS)を採用したことでも話題となった、50km/h以上での急ブレーキを後続車に知らせる緊急制動(ブレーキ)表示灯が、2019年モデルのR nine Tシリーズに標準装備されることが欧州で発表された。このシステムの名称は各社で異なり、BMWはダイナミックブレーキライトと呼称する。ホンダのESSはハザードランプが高速点滅するのに対し、BMWのダイナミックブレーキライトは最初にテールランプが点滅し、さらに14㎞/h以下になるとハザードランプも点滅するという2段階表示を実施。両車とも目的は後続車に急ブレーキを知らせて注意喚起することで、発光方式は各社で異なる。

【BMW Dynamic brake light(ダイナミックブレーキライト)】ステップ1では50km/h以上の速度での緊急制動でブレーキランプが点滅する。ステップ2は、14km/h以下から停止までの間、ハザードランプが点滅する。

日本では緊急制動表示灯は2018年モデルから採用に

BMWのダイナミックブレーキライトは、2016年モデルのR1200GSなど6モデルで採用されたのが皮切り。日本では、国際基準に対応する形で2017年2月から2輪車の緊急制動表示灯の使用が認可され、2018年モデルのアフリカツインやゴールドウイングシリーズなどがESSを初採用したという経緯がある。現在のところ国内メーカーでこれを投入するのはホンダだけだが、すでに国内で使用が認可されたこともあり、今後はより普及していくことが予想される。

左から右へ流れる連続写真はBMWのダイナミックブレーキライトの例。ホンダのESSは50km/h以上の速度で秒間6mの急減速またはABS作動時に前後ハザードを高速で点滅させる。

2019R nine Tシリーズの新色

【BMW R nine T 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、 Mars red metallic matt / Cosmic blue metallic matt。
【BMW R nine T 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、Pollux metallic / Aluminium
【BMW R nine T Scrambler 2019年型欧州仕様】標準色の新色、Stereo metallic matt。
【BMW R nine T Scrambler 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、Black storm metallic / Light white。
【BMW R nine T Scrambler 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、Black storm metallic / Aurum。
【BMW R nine T Pure 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、Black storm metallic / Light white。
【BMW R nine T Pure 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、Black storm metallic / Aurum。
【BMW R nine T Racer 2019年型欧州仕様】Spezialカラーの新色、Black storm metallic / Aurum。

ニュース提供:BMW Motorrad